DIY初心者が取り入れたい!ウッドデッキの基礎知識や作り方とは?

DIY初心者でもウッドデッキは作れることをご存じですか?ウッドデッキの基礎知識や作り方のポイントを押さえれば、おしゃれなウッドデッキを作ることは可能です。家を建てるときに、ウッドデッキに憧れる人も多いのではないでしょうか?ウッドデッキがあれば、家にいながらアウトドア気分も味わうことができます。ウッドデッキは、DIY初心者でも作り方のステップさえ理解していれば作ることが可能です。ウッドデッキの基礎知識や作り方のステップなどをご紹介します。

1.ウッドデッキの基本構造と名称を理解しよう!

ウッドデッキは、独立基礎と呼ばれる構造で作られることが一般的です。DIYにおける独立基礎は、デッキの支柱を基礎石と呼ばれる束石で支えられていることがポイントです。束石はウッドデッキの要ともいえる部分で、ウッドデッキを安定して保持する役割と支柱の腐食を防ぐ役割があります。支柱の上には、大引きや床の骨組みを組んだうえで床板を張ります。さらに、DIYでウッドデッキを作るときの安全性を高めるために、周囲に手すりほどの高さとなるフェンスを取り付けるようにしましょう。

2.ウッドデッキ作りのポイント

DIYでウッドデッキ作りをするときには、基礎部分から順番に組み上げていく流れになります。材料となる木材の採寸はウッドデッキの出来を左右するため、DIYをするときには慎重に行うようにしましょう。ウッドデッキを作る際には、電動丸ノコやドリルドライバー、曲尺などの工具があると便利です。ハードウッドは、非常に硬いので試し切りなど練習すると良いです。次は、DIYでウッドデッキを作るときのポイントを基礎から順番にご紹介します。

3.ウッドデッキの基礎の作り方

DIYで基礎を設置する前に、イメージスケッチを描き図面を作成する必要があります。図面が描けたら、DIYに必要となるサイズの木材を揃えましょう。基礎を作るときには、束石のくぼみと束柱のサイズが噛み合うことを確認しておきます。一般的な束石は150mmほどの高さのものを使用し、傾斜にDIYでウッドデッキを設置するときにはより高さのある束石を選ぶことがポイントです。束柱はウッドデッキの耐久性にも関わるため、90mm角ほどの太さがあるものを選ぶようにしましょう。DIY初心者におすすめなのは、取り扱いやすいマルチポストと呼ばれる樹脂製束柱です。樹脂製束柱は手軽に高さ調整ができるため、DIY初心者に多くみられる採寸間違いなども心配する必要はありません。木製の束柱はウッドデッキを安定させるため900mm間隔にし、樹脂製束柱の場合には600mm間隔になるよう設置しましょう。ビスはステンレス製がベストです。

3-1.床板の張り方

DIYで床板を張る前に支柱に沿って、根太と呼ばれる床板を支える木材を設置します。根太は55×45㎜程度、または2×4材を使用し、床板と直角に交わるように設置しましょう。束柱の本数を減らしたい場合には、根太の下に大引きと呼ばれる材料を固定しておきます。根太が設置できたら、床板をビスでしっかりと固定しましょう。床板は水はけを良くするためにも、3~5mmほどの隙間を均等に空けて設置していきます。DIYで床板を設置できたら、ウッドデッキの側面に幕板を取り付けることで土台部分を頑丈に作ることができます。 

3-2.フェンスとパーゴラの作り方

DIYで床板が仕上がったら、仕上げとなるフェンスとパーゴラの設置です。小さな子どもやペットがいる場合には、転落を防ぐためにも必ずフェンスは設置するようにしましょう。フェンスは、床上800mmほどの高さになるよう取り付けます。DIYにおけるパーゴラは、ウッドデッキの天井に位置し日陰を作る役割もあります。パーゴラを設置する際には、束柱を伸ばした支柱に設置するようにしましょう。DIYでパーゴラを設置するときには、2,000mmほどの高さを目安にします。パーゴラを設置することが難しい場合には、大きめのパラソルを立てて代用する方法もあります。

4.ウッドデッキを長持ちさせるためには?

ウッドデッキを長持ちさせるためには、耐久性が高いセランガンバツやウエスタンレッドシダーやなどの木材を使用することが大切です。DIYで使用する木材は、ソフトウッドよりもハードウッドの方が害虫や湿気にも強いことが特徴です。ウッドデッキを長期間使用することを踏まえたうえで、木材選びをするようにしましょう。

さらに、塗装する際には、防腐効果のある塗料を塗布します。DIYにおける木材を長持ちさせるポイントとして、劣化が進まないよう工夫することが重要です。ウッドデッキの下部に湿気がこもらないよう、スペースを広くとるようにして通気性を確保しましょう。

ハードウッドのウッドデッキをメンテナンスする際には、汚れが目立ったときに高圧洗浄機で洗うようにします。ソフトウッドの場合には、1~2年間に1度のペースで塗装し直し高圧洗浄機で汚れを取り除くようにしましょう。定期的にウッドデッキをメンテナンスすることで、長持ちさせることができます。

DIYでウッドデッキ作りに挑戦してみよう!

DIYでウッドデッキを作るときには、正しい図面を描き適切な材料を集めることが重要です。ウッドデッキの耐久性に影響を与える木材選びは、慎重に行うようにしましょう。木材は価格で選ばずに、害虫や湿気に強いかをチェックすることが肝心です。

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