● 無垢フローリングは木材の性質上、湿気の吸収と発散を繰り返し収縮します。 [例えば]ならユニタイプフローリングの場合、90mm幅で商品の含水率が3%上昇した場合、 板目で約0.7mmの膨張が想定されます。また柾目の場合はおおよそその目安として、板目の約1/2の膨張率です。● 下地組部の確認 ◎施工を行うについて、現場の床下環境が非常に重要になります。床下の湿度が 高い場所、または高くなる場所や、換気の不十分な場所へは施工しないでください。 湿気の多い場合は、0.1mm厚以上の防水シートを根太と捨て貼り合板の間に敷き込んで施工してください。 ◎根太材は45mm角以上の厚さを揃えた乾燥材を使用し、1尺(303mm)程度の間隔に設置し、 フローリングと必ず直交するようにしてください。材質は、なるべく杉などの柔らかい材料ではなく、 ビスの保持力のある木材を使用してください。 ◎根太の上には必ず12mm厚以上の耐水合板(F☆☆☆☆)を捨て貼りしてください。 また合板の乾燥を確認してください。野外で放置している合板などは使用しないでください。● 下地への固定方法 ◎フローリングの固定は接着剤と釘を併用してください。 釘の間隔は300mm程度でスクリュータイプの長さ32〜38mmを使用し、45度の角度で釘の頭が完全に沈み込むようにしてください。 ◎フローリングとフローリングの間は、名刺(厚さ約0.3mm)などを利用して隙間をあけてください。 ◎掃き出し窓サッシへの納めの場合は、必ずクリアランスをとり、コーキング処理をしてください。 床材がサッシに直接触れると、結露水が染み込み「反り」「狂い」「染み」などの原因となります。 ◎接着剤はウレタン系を使用してください。 注)水性系は絶対に使用しないでください。● 養生 ◎張り込み後は、表面保護のため、防湿養生シートを全面に敷き、養生テープで止めてください。 但し、養生テープは粘着力の弱い『床専用』のものを使用してください。施工● 日常のお手入れは、化学雑巾、又は乾いた柔らかい布での乾拭きをしてください。● ワックスがけは、3ヶ月に一回程度を目安に、油性の木質フローリング用ワックスをお使いください。● 濡れ雑巾は使用しないでください。表面のヒビ割れなどの原因となります。 また、キッチンや洗面所など水をよく使用する場所には水切りマットを敷いてください。 水に濡れたまま長時間放置しますと、ヒビ割れやシミ発生の原因となりますので、すぐに拭き取ってください。お手入れ方法● 金属、プラスチックのキャスターのご使用は床材表面を傷めますので、避けてください。● 冷蔵庫・ピアノなどの重量物の搬入、移動などに際しては、床材表面を傷つけないないように気をつけてください。 直接キャスターの移動は避けてください。● ピアノなどの重量物を置く場所には、敷き板を敷くなどして保護してください。● キャスター付きの椅子やテーブルを繰り返し使用されますと、床材表面を傷つけますので、極力使用しないでください。 もし使用される場合は、必ずカーペットを敷くか、足元にフェルトやゴムキャップなどを付けて床材表面を保護してください。● ホットカーペット・温風ヒーター・ストーブなどの熱が直接当るような使い方は、 目隙や表面割れを引き起す場合がありますので避けてください。これらを使用される場合は、断熱性の高いマットを敷いてください。日常の注意点無垢フローリング 施工マニュアル[下地の施・根太工法の場合][下地の施・根太工法の場合]根太大引き防水シート[根太工法][根太工法]捨て貼り合板接着剤[壁 際][壁 際]隙間の確保コウキング処理床材巾木[壁]※5mm程度あけるすきま/名刺厚み分[下地の施・根太工法の場合][下地の施・根太工法の場合]根太大引き防水シート[根太工法][根太工法]捨て貼り合板接着剤[壁 際][壁 際]隙間の確保コウキング処理床材巾木[壁]※5mm程度あけるすきま/名刺厚み分[下地の施・根太工法の場合][下地の施・根太工法の場合]根太大引き防水シート[根太工法][根太工法]捨て貼り合板接着剤[壁 際][壁 際]隙間の確保コウキング処理床材巾木[壁]※5mm程度あけるすきま/名刺厚み分[下地の施・根太工法の場合][下地の施・根太工法の場合]根太大引き防水シート[根太工法][根太工法]捨て貼り合板接着剤[壁 際][壁 際]隙間の確保コウキング処理床材巾木[壁]※5mm程度あけるすきま/名刺厚み分[下地の施・根太工法の場合][下地の施・根太工法の場合]根太大引き防水シート[根太工法][根太工法]捨て貼り合板接着剤[壁 際][壁 際]隙間の確保コウキング処理床材巾木[壁]※5mm程度あけるすきま/名刺厚み分フローリング壁・羽目板カウンター階段材建具・デッキ和造作200
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