TOSHU
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● 屋外での保管は厳禁です。● リフトの突きキズ、搬入時の角突きなど、取り扱いには充分に注意してください。● 地面には直接置かず、パレット、敷き棒などを使用して水平に置いてください。● 直射日光は避けてください。変色・反り・ねじれなどの原因になります。  ※建主様には、無垢材の特性について十分理解を得た上で施工してください。  ◎室内湿度の高低によって、若干の隙間や反りなどが発生したり、戻ったりする性質。  ◎長い年月を経過すると、濃色傾向になる性質。● 開梱確認  ◎商品に損傷が無いか確認してください。万が一損傷が見られた場合は、お手数ですが、施工する前に弊社までご連絡ください。● 色、柄合わせ(仮並べ)  ◎天然木ですので、貼り始める前に仮並べをして、色・柄のバランスを確認してください。● 備考  ◎弊社は、あくまで材料販売の会社であるため、材料の納品までは責任を持って行いますが、施工までは責任を負いかねますのでご了承ください。  ◎価格と仕様は商品改良、市況その他の情勢などにより、予告なく変更される場合もありますのでご了承ください。商品管理● 柱・間柱・胴縁は、乾燥した反りのないものを使い、303mm〜455mm(1尺〜1.5尺)間隔で仕上げてください。● 縦貼り・横罵貼り・斜め貼りなどができます。5.5mm以上の合板を捨て貼りしてから、羽目板を貼ってください。● 下地材の善し悪しが仕上りに大きく影響するので、下げ振り、水平器などをこまめに使用しながら、水糸を張るなどして精度よく施工してください。● 取り付けの際の釘頭などは、釘締めなどを使用して出張らないように、確実に打ち込んでください。● 接着剤併用の場合は、接着剤がはみ出さないように注意してください。はみ出してしまった場合には、硬化する前に除去してください。● 有機化合物質(VOC)気散による室内空気汚染などの問題を起こさないよう接着剤の種類の選択や施工後の措置に十分注意してください。● 捨て貼り合板・耐火ボードに、下地間柱などの位置を墨出ししておいてください。● コンクリート下地の場合、コンクリート躯体より湿気が発生するので、十分に乾燥してから施工してください。  ※例/30cm角程度のポリエチレンシートの4辺を、スラブ上に耐水性のあるビニールテープで封じ、  24時間経過して、曇り・水滴が見られなければ、乾燥済みと考えられます。施工● 調湿された無垢の壁板であるために、使用環境の湿度に応じて収縮・膨張して壁面が変化するので、以下について検討した後に施工してください。● 高い湿度が予想される地域や、湿度が発生する室内に基準含水率の壁板を施工する場合には、施工前1週間から10日程度、  現場に製品を馴染ませてからスペーサーを挟んで若干のクリアランスを作りながら施工してください。  ※スペーサーの厚さは0.3mm〜0.6mmの範囲で、板幅寸法、及び使用環境の湿度の程度に応じて適合したものを選択して使用してください。● 通常の湿度環境の室内には、サネ接合部を充分に打ち込んで平滑に施行してください。● 通常の湿度環境の室内でも、商品によっては含水率に若干のバラツキがあるため、壁板がふくらむ現象、  いわゆる突き上げによるトラブルが発生するおそれがあるので、施工前1週間〜10日程度施工現場に製品を馴染ませてください。使用環境の湿度との関係での留意点● 無塗装材でご使用になる場合<ヤニ>が繰り返し出る場合がありますが除去方法は、『ラッカーシンナー』『メチレンクロライド』『アセト』などの  薬品で拭き取りますと、効果があります。本来<ヤニ>は木の香りや艶を出す必要成分ですので、除去しますと艶がなくなる場合があります。天然木ですので〈ヤニ〉の出る場合があります。施工の前に必ずお読みください!無垢羽目板 施工マニュアル199

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