日本の代表的な木材です。軟らかで軽く、脂気(やにけ)が少なく加工しやすいため、住宅の構造材・造作材・天井板によく使われます。特に乾燥後の調湿性の高さが特長です。木目は明瞭で、早材(夏目)と晩材(冬目)の堅さに差があるため、月日とともに早材が落ち込む傾向があります。心・辺材の差が明瞭で、両方が混じったものは、その色(赤と白)から「源平」と呼ばれます。針葉樹の中で第一級の良材です。仕上ると美しい光沢と特有の芳香があり、心材の耐朽性が高く、長期の水湿に耐えられます。優れた性質を持ち、非常に多くの用途に高品質な材料として使われています。北欧では、製材品を代表するマツ科の木材で、現地では Red wood と呼ばれます。Red wood の名は心材が赤褐色であることに由来しています。乾燥後の安定性が良く、日本でも人気があります。スギ・杉・椙ヒノキ・桧・檜レッドパイン102
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